このブログを読んでくださっているのはどんな方でしょうか。
いつもご来店いただくお客さま?
同業者の方もいらっしゃるでしょうか?(ハムソーの専門知識に関する内容は出てこないです、悪しからず…)
けっこう昔の同僚の方々が読んでくださったりしていて、ちょっと照れくさい😅
みな元気でやっております。
照れくさいと言えば、母がちゃっかりスマホで読む術を覚えて定期的にブログページをクリックしているようで…
連絡不精な私に母はヤキモキしていそうですが、"No news is good news" ということでご勘弁を😚
さて、今夏の振り返りの続きです:
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4.店主激忙 ー 8月上旬、体力の限界に挑戦!
一般的にはお中元ギフトの発送は7月中くらいで落ち着くのですが、今年は大口のギフト注文の対応が8月上旬にあり、まだまだ気を抜けない状態で8月に突入しました。
店主だけではなく、3人の女性スタッフの皆さんも可能な限りシフトを増やしてくださり、この夏の暑さに関わらず、集中力を切らさない誠実で丁寧な仕事ぶりでお店を盛り立ててくれました。私たち二人では決して皆さまに愛されるアインベルクは成り立たない、とあらためて思い至ります。感謝です。
そんなまだまだ行くぞー!という勢いの中で、店主には別の大切な仕事がありました。竹取り🎋です。
8月に入ると東北各地は夏祭りムード一色。
宮城・仙台は言わずと知れた『仙台七夕まつり』。伊達政宗公の時代から続く日本一の七夕は毎年8月6・7・8日に開催されます。昨年ブログに七夕まつりのことを書いたので、ご存じない方はこちらをチェック!
大きな竹竿に吊るされた絢爛豪華な吹き流しが市内中心部だけではなく、横丁や史跡、市内各地の商店街を彩り、地元民はこの期間中は街中に近づくのをためらうほど多くの見物客で通りは賑わいます。
アインベルクが所属する上杉中央商店会でも毎年竹飾りをメインストリートに飾り付けます。
8月の猛暑の中、商店会メンバーは日曜朝早くに隣市まで竹取りへ。高齢化が否めない商店会の中で比較的若さと体力を頼られる店主はここが正念場。仕事が忙しいから… と言い訳できないと気合を入れて、私と娘がまだ布団の中でまどろんでいるうちに出かけていきました。頑張れ店主!
〈上杉中央商店会HPより〉
昼過ぎに日焼けして汗だくで戻ってきた店主は 2~3kg は痩せたように見えました。娘から「かっこいいよ、パパ!」と言われてまんざらでもない様子。その後一息ついて、店へと仕事に戻るのですから大したものです。
まつりの前日には「竿上げ」作業。地域の皆さんが作った七夕飾りを竹竿に吊るして道路の両脇に設置します。これも大変な作業。たくさんの方々の苦労あって、この華やかなお祭りを楽しむことができるんだな、と毎年この日に思うのです。
〈上杉中央商店会HPより〉
こうして始まった七夕まつりはたったの3日間。商店街の飾りはこの3日目の午後には撤収してしまうのです。あっという間でなんだかもったいない…。もちろんこの竿下ろしの作業にも店主は出かけていきました。短期間のうちに重労働が続いて店主はへとへとです。
パンパンに詰まった製造スケジュールの中で、こうした地元商店会の活動に積極的に参加することは容易いことではないのですが、街の活気を生み出すのは人。それぞれのポジションで地域を盛り上げていけたらいいなと思います。
汗だく疲労困憊の店主を涼しい場所で眺める私も、自分の持ち場で頑張らないと。上杉商店街にわざわざ足を運んでくださる皆さまに楽しい気持ちでお買い物してもらえるようにお迎えすることが、私にできることかなと思います。
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5.お師匠夫妻の突然の来店に店主冷や汗!?
店主が七夕とハムソーの製造の両立で体力気力ともにピークを迎える中、店主のスマホに修行先のマダムからLINEが。「明日仙台に行くのでお店に寄りますね ♪」
修行先である『ハンス・ホールベック』の小島シェフとマダムの龍子さんは店主にとってそれはそれは大きな存在です。今の店主とアインベルクは、ハンス・ホールベック(以下「ハンス」)のお二人との出会いから始まっています。
☆参考ブログ ⇒ 「ハンス・ホールベック」
ハムソー業界の名店としてたくさんの職人を育て、全国各地でドイツ食肉加工の知識や技術指導に当たっていたハンスは、昨年10月末にその長い歴史にひっそりと幕を下ろしていました。閉店までの最後の約2年間、何度か製造のお手伝いに出かけていた店主。シェフとマダムが近いうちに引退を考えていることをその時点で聞き及んでいた店主は、複雑な胸中であったと思います。
引退したとはいえまだまだ気力みなぎるお元気なお二人は、ようやく得た自由時間とばかりに日本中ときには海外まで飛び回っていらっしゃいます。
そして今回は、東北三大夏祭りツアーに参加して、「秋田・竿燈まつり」「青森・ねぶた祭」の後、七夕まつりを見に来仙する、というタイミングでした。
お二人の来店は七夕飾りの撤収作業の日。店主は竿下ろし作業を最短で終わらせて走って戻ってきました。疲れた顔などみじんも出さずに笑顔でシェフとマダムにご挨拶。このタイミングでの恩師ご夫妻の登場に、店主はこの夏一番気を張っていたかもしれません。
「竿燈もねぶたも最高だったよ~」とスマホの写真を披露しつつ今回の旅の様子を教えてくださいました。国内外を毎年アクティブに駆け巡っていたお二人ですが、この東北の夏祭りを生で見たのは今回が初めてだったそうで、その興奮冷めやらぬ様子が伝わってきます。
東北各地の夏祭りが行われる8月初旬はハムソー屋の夏の繁忙期がピークになるころです。ハンスほどの老舗人気店ともなれば、受ける注文数はアインベルクの比ではありません。複数の職人さんとスタッフが総出でこの時期を乗り切る中で、オーナーご夫妻は先頭に立って店を盛り立てていたはずです。
半世紀に及ぶキャリアを経てようやく実現したお二人の東北夏祭り巡り。
「竿燈は想像以上にすごかった!ねぶたの最終日の海上運航も素晴らしかった~。絶対見に行った方がいいよ!」とマダムが激押ししてくださいましたが、分かっています。私たちが見に行けるのは、アインベルクを本当に閉めた後…。
私たちが東北の夏祭りを見たいなんてまだまだ戯言。アインベルク最後の日まで元気に営業して、そして幕引きの後は元気にやりたいことをやれる人生の余力を残していたい、という新たな目標ができました。
お二人と最後に記念撮影。シェフが「頑張れよ!」と言いながらガッツポーズを決めてくださいました。
引退なさったとはいえ、シェフとマダムは活力十分!という雰囲気です。そんなお二人からこれからも目が離せそうにありません。
タイトな日程の中での自由時間を割いてわざわざ来てくださったお二人の愛情と優しさに、店主も私も癒されると同時に気が引き締まった再会でした。
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6.「私たちの夏休み編」は割愛します
前編を読んだスタッフから「今回は結構長かったですね」と労いの感想をいただき、その割に後編もこんなに書いちゃったのでもうこの辺で。
本当は「アインベルク家族の夏休み in 青森」もお話したかったのですが…。
昨年の夏休みに青森に行き、すっかりハマっております。
☆参照ブログ ⇒「あ〇かった!青森の夏休み」
今年は昨年行けなかった弘前・五所川原に。いやいや、素晴らしいです、青森県。機会があればまたどこかで書こうかと思いますが、写真だけ少し載せますね。
共感していただける皆さま、ご来店の際にお時間があればぜひ青森談議お願いします!