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50歳になりました

 

「Age is just a number. ー 年齢はただの数字に過ぎない」

 

いやいや、おっしゃる通りなんですけどね…。

やはり50歳というマイルストーンを踏んだのは大きな感覚です。

 

私ごとですみません😓

確定申告がようやく終わり、ほっとした先週末に50歳の誕生日を迎えました。

誕生日の朝に、私の大好きな街 仙台を開いた政宗さまに会いに天守台へラン。

 

その帰り道に、遠方に住む母からの電話を受けました。

「あら、今走ってるの?今日誕生日だから、おめでとうって言おうと思って」

「うん、体力つけなきゃいけないからさ、走ってるよ。今西公園あたり。もう50歳だよ。どうしたもんかねー。」

「いやぁ、なんというか、もう仕方ないんじゃない、ハハハ」と母。

 

50年前に九州で産んだ子が、東北でソーセージ屋を開いていますよ。

これまでにいろいろあったような、あっという間だったような。

 

年齢はただの数字とは言いますが、歳を取っていることから目を背けるためにそう言うのではなくて、これからの残された人生をどんどん充実させていくために意識する指標なんだと思います。

 

「自分の年齢を堂々と言えるなんて、自分に自信がある証拠だね」と、10年くらい前にサラリーマンをしていた職場で言われたことがあります。

年齢は自身の人生のゲージです。もちろん何歳まで生きるかわからないけど、だいたい平均的な年齢を指標として、これくらいまでには自分はこうなっていたい、という感覚、ありませんか?

 

もちろんすべて計画的に生きてきたわけではなくて、店主がいきなりソーセージ職人に転職しちゃった時は、良いも悪いも分からないし、とにかく自分がそれをやりたいならそれをやるのが一番だと。

 

で、サラリーマンだった配偶者が突然職人になって、いつか自分の店をもちたいんだって夢を語り始めたら、みなさんはどうしますか?

 

思い返すと紆余曲折。彼のためにと頑張ったことが自分の身を助けたこともありました。店主の頑張りも私の頑張りも、交わったりすれ違ったり。でも結果、40代で開いたアインベルクがコロナ禍を耐えて皆さまに支えていただき、店主も私も人生の大きなマイルストーンに立ちました。

 

Age is just a number. とは言うものの、昔のように無茶できる体力や気力があるかというと否です。だから、二人でこれからのアインベルクのことをよく話し合います。お客様に引き続き喜んでいただけるサービスを提供しつつ、私たちが燃え尽きないで細く長く続けていけるちょうどよいバランス感。今年はそれを模索する年になるのかなと思います。

 

二人合わせて100歳の記念すべき年です。私たちの成長と変化を、どうぞこれからも温かく見守っていただけたら嬉しいです。