唐突ですが、今年の私の目標:「オンもオフもやりたいことをやりきること」
あっという間に今年最初の一ヶ月が過ぎました。
“オン” であるお店の方は、ハムソー屋の閑散期としては期待した以上に、ご来店くださるお客さまがいらっしゃり、とてもありがたく感じています。
開店7年目でようやく一定の認知度を得てきたような気がします。
お客さまの数にかかわらず、店主は毎日フル回転。そういえば店主の今年の目標なんて聞いていませんが、「そんな悠長なことを考えてる暇があったらとりあえず手を動かせ」と言われそうです…。
もちろんやらなきゃいけない仕事はきっちりやりますが、私はワーカホリックなところがあり、家でもパソコンを開きながら晩酌する生活を長年続けてきました。
でも、仕事が家庭に浸食している生活になんだかちょっと疲れを感じるようになりまして…。
オンとオフの時間を意識的に分けて、その上で仕事もプライベートも納得いくまでやり切る方が何倍も充実した人生になるのでは…という想いが前述の私の目標の根底にあります。
ということでプライベートの目標:「ドイツ語の勉強」と「走ること」
語学学習のことは次回以降に譲るとして、習慣的に走り始めてからちょうど1年が経ちます。
以前は、健康にいいと分かっていながらもなかなか継続することができなかったランニング。
今は週に1回は走らないとなんだか気持ち悪くて、実際に走り始めると3-4kmあたりでいつもちょっとだるくなるのですが、走り続けていると段々アドレナリンが出てくるのが分かります。これが極まるとランナーズハイになるのかしら… 今年はその境地に至るまで走ってみたいなと思っています。
さて、この前の日曜日、目覚ましのスヌーズ機能を2-3回 やり過ごしてようやく起きた後、走りに出かけました。
ちなみに私は低血圧なので、朝スムーズに起きられない方なのですが、「この一日を無駄にしていいのか?!」と寝ぼけた頭で自分に言い聞かせて布団を出ます。この体育会系のノリは嫌いではないですw
車も人も少ない通りを朝日を浴びながら走るのは結構気持ちいいですよ。おすすめです。
この日は、自宅から台原森林公園の中をぐるっと一周したあと与平衛沼公園まで足を伸ばして帰宅する12.5㎞ほどのコース。最近のお気に入りです。
うっそうとした木々に囲まれながらもちゃんと林道が整備してあって、同じ志?を持ったランナーやウォーキングの方々とすれ違うたびに、いいねー!健康だねー!と気分が上がります。
台原森林公園は地下鉄の駅が2つも隣接するほど市内ではメジャーな場所ですが、意外と知られていないのがそこから3.5㎞東に位置する「与平衛沼公園」です。
与兵衛沼は、仙台藩士の与兵衛さんが私財を投じて作った灌漑用水用の沼ですが、その景観はどの季節に訪れても心安らぎます。
周囲の森の中をぐるっと遊歩道が設置されていて、水辺に浮かぶ鳥や水面に映る緑を見ながら気持ちよく走ることができます。
が、この日の朝、見たことのない光景に思わず足を止めてしまいました。
すごい数の白鳥!冬になるとここに飛来してくるのは知っていましたが、実際にこんな間近で群れの白鳥を見たのは初めてでした。
岸辺に近いところにカモと一緒に集まっていた白鳥たち。大きく羽を広げる美しい白鳥もいれば、別の白鳥をくちばしでつついて嫌がらせをしているような白鳥も。遠くに浮かぶ白鳥たちは、まるでチャイコフスキーのバレエの一幕のようです。
先に岸辺にいらっしゃった初老の男性に「おはようございます。すごい白鳥の数ですね」と声を掛けると、「50数羽いるかな。今年はちょっと少ない方ですよ」と教えてくれました。
しばらく白鳥を眺めてから歩道に戻ると、ちょうどこの男性が沼にかかる木橋を箒で履いていらっしゃいました。おそらく自発的に遊歩道の掃除をなさっているようです。毎年白鳥の飛来を眺め、この景観豊かな公園の維持を買ってでてくださっているのだと思います。「ありがとうございます」と頭を下げてまた走り始めました。
こんな清々しい気持ちになれる場所が仙台にはいくつかあります。
水辺を走るのは気持ちよくて、広瀬川沿いもおすすめです。やはり同じランナーに出会ったり、川沿いのテニスコートや野球場、サッカー場などで朝からスポーツに打ち込む仙台市民のみなさんの姿を見ると、なんだかちょっとだけ仙台市を誇らしく感じる市長になったようなおこがましい気持ちになったり!
そういう意味では仙台城址まで頑張って登って、伊達政宗公と同じ目線で太平洋まで続く仙台市内を眺めるのも爽快です。
大好きな街の素敵な景色を一人で堪能するこのオフ時間。オンを頑張る上でも欠かせない大切なルーティンになっています。
今年は5月のふくしまシティハーフマラソンにエントリーしました。応援してくれる店主や娘に、かっこいい姿を見せらるように、走り続けたいと思います。