またまたハムソーに関係のない話題ですが、今日はこれしか書くことが思い浮かびません。
『アインベルクの女将、ハーフマラソンに初挑戦!』です!(興味のない方はどうぞ飛ばしてくださいね…)
毎年、お正月にはテレビで箱根駅伝を見て、「よーし!私も走るぞー」と走り始める人は結構多いですよね。
私もこれまではそんなタイプで、そして寒さや降雪を言い訳にして、走らなくなってしまう…という、ね。
でも今年は違いまして、冷え性改善をモチベーションに走り始めたのが1月末。
(詳しくはこちら⇒『腑に落ちるゴールがあればやり通せる!』)
そのうち誕生日が来て、40代最後の年が始まってしまいました。
ここ数年のコロナ禍で、どこか時間を無駄にしてしまったような感覚。
今年こそは自分で自分を褒められるような何かにチャレンジしてみたい!と思い立ち、まずはハーフマラソンを走ることを目標にしたのがこの春でした。
仕事や子育てをしながらだとなかなか時間が取れないもので、走れるのは日曜の朝くらい。
週に1回、1時間くらい走るのが習慣になり、天気が悪くて走れないとなんだか気持ち悪かったりして。
言わずと知れた今夏の猛暑と厳しい残暑、走る練習は暑さと時間との闘いでした。
そして土壇場のアクシデント。
季節が秋に入れ替わり、一週間後に大会が迫ってきた…というタイミングで、体調を崩してしまいました。
きっと、夏の疲れ、仕事の疲れ、ちょっと無理して練習した疲れ、そして急な気温の低下…
扁桃腺が腫れて声が出せず、薬のせいか身体がだるくて、営業中に奥で休ませてもらう日が数日続きました。
なにやってるんだろうな… と落ち込むこと数日でしたが、ようやく本番3日前から声が出るようになり、身体も動くようになり、まずは一安心。
ベストコンディションではないけれど、とにかく大会に出場してタイムではなく完走することを目指したい、とあらためて気合が入りました。
はい、もちろん、体調を崩してから夜の楽しみ晩酌は控えておりましたよ。願掛けに近い断酒です。
そんなこんなで迎えた当日は、晴天予報が2週間ほど続く中で唯一の雨日…
冷たい雨にまた季節が一歩進む中、私も初めての一歩、ハーフマラソン参戦です!
今回出場した大会は、仙台市南隣に位置する川崎町で開催された「第5回川崎レイクサイドマラソン」です。
ここには「みちのく杜の湖畔公園」というとても自然豊かで美しい国営公園があり、学生の頃から今は娘を連れて、何度となく訪れているところです。
とにかく初めてのマラソンなので、近場開催の大会を選びましたが大正解でした。
自宅から車で1時間くらいの距離なので、当日家族も一緒に早起きして応援に来てくれました。
天気があいにくだったのが残念ですが、そこは広大な水と緑と空の町。
きれいに整備された公園、畜産業が盛んな町らしく牛舎の香り漂う田舎道、釜房湖沿いの緑と水の景観に癒されるコース。実際には景色を楽しむ余裕なんて自分にはほとんどなかったので、天気を恨むのは筋違いかもしれません😅
決して規模は大きくない大会ですが、町長さんを始め町の皆さんが手作りでこの大会を準備し盛り上げてくださっているのが伝わります。コースはおそらく難易度が低めで初心者にもチャレンジしやすく感じました。
今回、走りながらとっても嬉しかったのが、地元の方々の沿道からの声援でした。
本当に素朴ですが温かい。人口の多い地域ではないので、点在する民家の前で住民の方が手を振ってくれたり、高校野球さながらのメガホンで「頑張れ~!」と大声援を送ってくださったり。
こんなに応援の声がありがたいなんて、自分が走ってみて初めて分かりました。レース後半の足が動かないつらい時間帯には、スタッフや住民の方がたの「もう少しだよ!頑張って!」の声を聞くたびになんだか泣きそうになってしまいました😢
絶対に歩かないぞ!と決めていたのですが、もはや歩いた方が速いかもしれない… というくらい遅いペース。
それでもなんとか、雨の中待っていてくれる娘に笑顔でゴールする姿を見せたいという妄想だけを頭に抱えて、無事にゴールまで走り切ることができました。本当に良かった!
ゴール付近で待っていた娘は、続々とゴールするランナーの中にちっとも私が現れなくて、徐々に不安になり、「ママを探しに行く!」と言い張っていたようです。
あぁ、ようやく黄色いゴールゲートが見えた…というところで、「ママー!」と娘の声が聞こえました。私は苦しかった時間が終わった…とほっと安堵の気持ちになりましたが、実は娘もほっとしたようです。かっこいいところを見せようと思っていたのですが、心配させちゃっていたのですね。申し訳ないことです。
レースの結果は2時間16分31秒という成績でした。
本当はもうちょっと速く走れると思っていたのですが、甘かった。でもまずは完走するという目標をクリアできたことに満足。そしてこれからもっと練習してもっと走れるようになりたい、と自分の伸びしろを実感できたことにも満足です。
レースの前に応援(もしくは心配)してくださった皆さま、本当にありがとうございました!なんとか無事に走り切りました!
「アインベルクの女将さんができるんだから、私もできるかも~」ってどなたかの励みになったらいいなぁと思います。
そして一番は、こんな母の姿を見てきた娘が、前向きな何かを感じてくれていたらいいな… と願います。
やろうと思えば、なんでもできるよ。自分を信じて、前に進むのみ!
Before I forget...
ずっとお休みがない中で、一日付き合ってくれた店主にも感謝。
私が体調を崩したので製造にも影響が出てしまい、頭の片隅には常に仕込まないといけないお肉のことやらがあったと思いますが、昨日は一日、車の運転、子どものお守り、応援、夕食の買い出し… とたくさんサポートしてもらいました。本当にありがとう。
自分のやりたいことは、決して自分の力だけではできない現実。
支えてくれる家族や周りの方々に感謝して、謙虚に前に進みたいと思います。
え、…フルマラソンは…やめてくれ…… って思ってる?!