会場の「錦町公園」は、アインベルクから徒歩15分ちょっとのところにあります。
繁華街からも近く、春にはいろいろな種類の桜が咲き誇り、お花見客でいっぱいになる市民の憩いの場所です。
例年6月と9月には大きなテントが張られ、ビールの祭典『オクトーバーフェスト(オクフェス)』に集まる人々で賑わっていました。
しかし2020年以降、大規模イベントが相次いで中止になり、例に漏れずオクフェスも開催見合わせが続いていました。
「ビールは美味しいけど、ちょっと高いよね~」
「いやいや、あの雰囲気を味わいに行くんでしょ!」
という会話を繰り返しながら(おそらく)、多くの人々が待ち望んだオクフェスが、今年、3年ぶりに仙台に戻ってきました!!
『杜の都のビールまつり 仙台オクトーバーフェスト2022』ー 9月9日(金) から25日(日) まで開催されています。
アインベルクでも取り扱いのある “アルピルスバッハー" と "クルーリパブリック" のビールがサーバー注ぎ立てで楽しめるとのこと。これは一度は行かなくては。
土曜の夜、店のクローズ作業もそこそこに家族3人錦町公園に向かいました。時刻はもうすぐ19時、一番盛り上がっている時間帯です。奇跡的にテント内のテーブル席を確保することができました。
さぁ、飲むぞ!!まずはアルピルスバッハーのヴァイツェンとドゥンケルをいただきます。
「プロースト!🍻」
皆さまにマスクを外した顔をお見せするのは久しぶりです。
店主も笑顔。やっぱり祭りはこうでなくっちゃ。
この写真の私のグラスは実は2杯目です。
上述の “クルーリパブリック” のビールを輸入するKOBATSUトレーディングさんが同じくドイツから輸入する “ブルーハート”の 仙台オクフェス限定IPA。一瞬甘いかな~と思ったけど、ドライなのど越しで飲める飲める。
なぜか、こういうグラスで飲むと量がいけちゃうんですよね。
このグラス、一杯目を購入する際デポジットとして1,000円を支払います。空のグラスをブースに出せば1,000円が戻ってくる仕組みです。
このデポジットがあることで、なんだか支払う金額が高いような錯覚を覚えてしまいますが、グラスを持ち帰る方が時々いらっしゃるそうです。とくに、写真の店主が持っている陶器のビアマグは返却率が低いとのこと。
私たちは飲みませんでしたが、2Lも入る巨大なブーツグラスなら記念に持ち帰りたくなるかも…。
センターステージで楽団の演奏が始まり、会場みんなで何度も乾杯🍻
3杯目に“クルーリパブリック”のジャーマンIPA、4杯目に“アルピルスバッハー”のヴァイツェンで時間切れとなりました。
久しぶりのオクフェス、満喫しました。
開催してくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました!
本場ドイツ・ミュンヘンのオクトーバーフェストも、今年3年ぶりの開催となったようです。9月17日から10月3日まで、まさに今あちらでも盛り上がっているのですね!
200年以上続く世界最大のビール祭り。毎回600万人以上のビール好きが世界中から訪れるそうです。
いつかは行ってみたいなぁ…。
コロナ禍に加えてウクライナ危機の影響で、どんどん海外が遠くに感じるこの頃です。最近の急激な円安もそんな心理に拍車をかけます。
ロシアからのエネルギー供給に依存しているドイツでは、ロシアの供給制限によりエネルギー価格が高騰しています。ドイツ国内でビール製造に使われる原料の大麦は1/3がロシア産。その供給の減少も受け、ビールの価格上昇につながっています。
今年のミュンヘン・オクフェスのビール価格は前回2019年時より15%高くなっているようです。おそらく近いうちに、日本に輸出されるビールの値段も上がるでしょう。
こんなニュース記事を読むと、美味しいドイツビールを楽しめる今が本当に幸せに思います。
どうか早く戦争が終わり、今困難な状況下にある人々に、ビールを楽しむささやかな日常が戻りますように…。
ロシアのウクライナ侵攻から約7ヶ月、祈るような気持ちで過ごす日々は、これからもしばらく続きそうです。
話はオクフェスに戻りますが、「オクフェスに出店するのですか?」と聞かれることがあります。
こんな近くでやっているソーセージ屋ではありますが、答えは否、大きなイベントにお店を出せるほどの生産量もありません。
でも、店主が作るハムやソーセージのクオリティ、取り扱うドイツビールの美味しさは負けてはいないと思います。
ぜひ、皆さまのご家庭で "お家オクトーバーフェスト" を楽しんでもらえたら嬉しいです!通年でできますから!