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よいスタッフに恵まれています

先日、スタッフを招いたランチ会を市内イタリアンレストランで行いました。

開店5年目にして実は初めての食事会。

コロナ禍がちょっと落ち着いてきたかな…ということで以前から考えていたスタッフ慰労の席をようやく設けることができました。

 

「アインベルクは夫婦で営む小さなハム屋です」と言ってはいますが、フルタイムで働いているのが店主と私だけで、パートタイムスタッフ3名がお店を盛り上げてくれています。

 

今回参加できなかった1人を除き、スタッフ2人と店主&私の4人でこじんまりとテーブルを囲みました。

 

普段仕事では常にマスクをしていますから、失礼します…と皆でマスクを外す妙な緊張感…。

 スパークリングワインで乾杯をすると、前菜のプレートがやってきました。

 

普段は質実剛健系のハムやソーセージが相手の仕事ですから、こういう華やかなプレートを前にするとテンションが上がりますね。場はだんだんほぐれてきて、結局食事のプレートはこの1皿目しか撮らずに私もランチと会話を楽しみました。

 

以前のブログでも触れましたが、スタッフ3人は皆女性です。それぞれにご家族のこと、子育てのこと、別の仕事のことなど多忙を極める中で、週1~3日の割合で半日ほど店を手伝ってくださっています。

 

スタッフ同士が同じシフトに入ることは普段なく「店主&私&スタッフ1名」のトリオ体制なので、スタッフ同士の交流の場になれば…という想いもあって今回の会を催しました。

3人揃うことは叶いませんでしたが、隣同士に座ったお二人が楽しそうに会話をしているのを、向かいに座った店主と私は眺めながら、「よい方々に来ていただけて私たちは恵まれているね」と感慨深い気持ちになりました。

 

3人それぞれに個性がありますが、皆に共通するのは外見だけではなく心もビューティフルな方々だということです。

 

こんな小さな店の仕事ですので業務範囲は多岐に渡ります。お掃除から接客、電話応対、商品の準備、地味な事務仕事まで、ソーセージやハムを実際に作る作業を除いてあらゆることをしていただいています。

「これは適当にやってしまおう…」というところがなくて、一つ一つ真摯に明るく取り組んでくださっています。

 

以前よりは頻度は低くなったかな…とは思うのですが、やはり、店主と私、家でも職場でもずっと一緒だと、それなりに摩擦が起こるもの。端的に言えば夫婦げんかとでもいうのでしょうか。

そんな2人の間に挟まれてしまうスタッフの方は気の毒です…。

が、さすが皆さん、人生経験豊富な大人の方々です。私たち双方に優しい言葉をかけてくださったり、そっとしておいてくださったりして、空気清浄の役目まで果たしてくださりありがたいのです。 

 

こうした3名の方々に短い方でも2年半以上の勤続をしていただいてあらためて感じることは、「接客力」が大切だなということです。

 

単なる「コミュニケーション能力」の高さだけではありません。アインベルクのハムやソーセージの美味しさや良さを日常生活レベルで実感していただいているのが、この3人の強みです。

 

人気のフライッシュケーゼをとっても三者三様の食べ方や使い方があります。

「普段の食卓で食べるときはこんな感じで…」

「おもてなしの席にはこんな風にお出しするのもいいですよね」

「保存はこうするといいですよ」

「プレゼントでしたら、このサイズ感でぴったりだと思いますよ」

 

いわゆる接客マニュアルはありません。スタッフの皆さんにお願いするのは、商品の基本的なデータを押さえた上で「自分はこういう風に食べています、使っています、というパーソナルな情報を提供してください」ということです。

 

店主が日々丁寧に “シンプルに美味い” 商品を作ってくれます。本当に自信のある美味しいものしか出していません。そうした商品を「食べてみたい」とお客さまに思っていただくためには、スタッフが一消費者目線で飾らずにその商品の特徴を伝えることがとても大切だと思っています。

 

こうした接客は一朝一夕にはできないと思いますが、今いる3人のスタッフは元来の人柄の良さと仕事への丁寧な姿勢に加えて、プライベートでもアインベルクの味を知って楽しんでくださっていることが、素敵な接客につながっています。

 

時々「もっとこうすればよかったね…」「今度はこういう風に対応しましょう」という反省もありますが、お客さまに寄り添う接客を目指してくださっている皆さんに、私たちの方が学ぶこともあります。

 

ぜひ、皆さまには、食べ方や使い方など、アインベルクの商品について気軽にご質問をいただけたらと思います。十人十色の楽しみ方があると思いますので、私たちもまたお客さまの日常の食卓の様子から学ぶことが多々あると思います。

そうして、アインベルクのモットーである「日常の食卓に、本物の美味しさと彩りを」が、仙台を中心に広がっていけばいいな、と思っています。

 

さて、ランチ会。デザートまで食べ終えて、最後にガールズ3人記念の写真を店主に撮ってもらいました。 

 

お二人の美しさに比べて、自分の老け具合が気になる……😓

 

初食事会は無事終わりましたが、なんだか話し足りないような…。

そうか、店主がいると、やっぱり本音トークができなかったよね。

 

その晩、店主に「今度はあなた抜きで女子会したい」と言ったら、「やっぱりね…、そうくると思った」と言われました😅 

さすが理解のある心の広い店主!そうじゃないと、こんな大人女子4人を束ねることはできないよね。