朝からずっと集中して立ち仕事をした後、お昼ご飯を食べるのがいつも15時くらいになります。
ようやく椅子に座り空腹を満たせば、眠くなってしまいますよね。
何やら考え事をしているようなポーズの店主を写真に撮ったりして、怒られるかなーと思いましたが、「なんか苦悩する職人っぽく撮れたよ」と見せると、意外な言葉が返ってきました。
「いや、今ね、考えてたんだよね、郷ひろみのこと。すごいなーって…」
あ、そうなんですか?なぜ、郷ひろみさん(以下「郷さん」と呼ばせていただきます)??
確かに日本人ならほぼ誰もが知っているスーパーシンガーですが、熱狂的なファンでもない限り、そうそう郷さんのことを考えないような…
どうやら最近、今年でデビュー50周年を迎えた郷さんの手記をネットで読んだそうです。66歳になる郷さんが「郷ひろみ」であり続けるために(本名は原武裕美さんというそうです)自分と向き合い、自分に課してきたことを知って、いたく感銘を受けたとのこと。
「あなたも絶対読んだ方がいいよ」とその記事のリンクを送ってくれました。確かに、郷さんが郷さんであるためにストイックな努力を続けていることが分かります。
ずっと「郷ひろみ」であり続けるために:
・寝ている時以外は常にオン ー プライベートな時間も常に郷ひろみとして人にみられていることを意識する
・行動基準は郷ひろみとしてやるべきかどうかの1点だけ
・外見が若いと言われるが、30代頃から自分の空洞を埋める作業を積み重ねてきた結果にすぎない
・30年以上、毎日のワークアウトを欠かさない。それにより我慢や忍耐力も鍛えられる
・ベストを尽くす ー「今日は調子が悪いかも」というエクスキューズはしない
・週1冊の読書で得る知識や文言を雑記帳に書き留め、咀嚼し、自分のものにする
・50代後半から断酒を継続 ー「一番好きなことをやめてみるのも、新しいことを始めるのに匹敵する価値があるかも」
箇条書きにするとシンプルですが、こうした努力を何十年にも渡って粛々と行い、常に第一線で輝いているというのはやはり偉業です。
「一番好きなものをあえてやめてみる」ー 大好きなお酒をやめる…って、なかなか難しい。毎日頑張っている自分への小さなご褒美を自ら取り上げてしまうような気が私にはしてしまいます…。
郷さん曰く、「黄金の60代」を迎えるために、ドラスティックな変化を起こしてステージをさらに上げたい、という思いで決断し、即日実行に移したとのことでした。目標があるからストイックになれるのですね。
何がそんなにあなたの心を打ったの?と店主に聞きました。
「やらなければいけないことをちゃんとやっているところ…かな」
胸中に去来するいろいろな想いをこのシンプルな文言に込めて吐き出したかのように教えてくれました。
孤高なのかなーと思います。
郷さんのように毎日がオンステージでスポットライトを浴びている人の孤高さとは一見かけ離れていますが、きっと店主も一人孤独に自分の信じる道をひたすら進んでいるのだと思います。
目指すものもあって、やらなければいけないことは分かっていて、それを日々粛々とこなすことは意外と簡単ではなく、次のステージに上がるために何かを変えなければいけないという想いもあって…
そんなことをきっと腕組みをしながら考えているうちに眠たくなってきたところを、私にパパラッチされた写真↓
店主は時々真剣に考え込んでいるのかなーと思うと、寝ちゃってることがあるんですよね😄
アラフィフになって、体力的にもきつくなってきたお年頃です。
そんな中で60代後半であの輝きを放つ郷さんにインスパイアされたのかな。
黄金の60代、いや、まずは50代を迎えるために、店主も私もそろそろ何かを変えるときなのでしょうか…。