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白カビのサラミ “ブラン”

 

今朝起きて、久しぶりにやっちゃったなーと思いました。そう、ちょっと二日酔いな感じ。

 

日曜のワクチン接種があって、2日くらいお酒を飲んでいなかったのです。

 

副反応が思いのほか軽く、そして店主が「ちょっと白カビの熟成具合を確かめよう」と言ったものですから、結果昨夜は二人してかなりの杯数をいってしまいました…。

 

白カビのサラミ“ブラン” は、開店以来の人気シャルキュトリーです。冬の到来と同じ頃に作り始め、新緑で街が爽やかなまぶしさに包まれる5月頃に終売となる期間限定アイテムです。

 

カマンベールチーズと同系の白カビを腸詰めに吹き付け、そのカビの力でお肉の熟成を進めていきます。温湿度管理をこまめにしながら熟成具合を見極めて販売を開始するまでの期間、職人の目が光ります。

 

私は時々工房を覗いて、白カビが日に日に育ち腸詰めが引き締まっていく様子を見て楽しんでいます。


 

左(上)の写真から11日後が右(下)の写真です。カビが真っ白についてきましたが、もうちょっとだけ熟成を進めたい、という段階でした。

 

そこから1日経って、昨夜の試食会。

 

出来たてのサラミは芳醇なチーズのような香りが楽しめ、アクセントのグリーンペッパーがピリッといい仕事をしています。フレッシュさもあり、今後時間の経過で味や香りの変化を楽しめそうです。

 

田舎風パテやスモークナッツとともにテーブルへ。赤ワインにもウィスキーにも合います。サラミをスライスしてはグラスのお代わりを作り…。ということで1本食べきるまで飲み続けてしまいました。

 

ちょっと危険なサラミブラン。明日からまた店頭に並びます。

 

自制心に自信のあるみなさま、ぜひお試しくださいね。