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中杉山はんぞう さん

本題に入る前に…

 

アインベルクは祝日定休日。昨日のブログで触れた「KEYAKI COFFEE」さんに早速コーヒー豆を買いに出かけました。

 

本当に人気店なので、きっとイートインは無理だろうなぁ…とダメ元で2階にあるお店に上がると、ラッキー!ちょうど外の景色を楽しめるカウンター席が空いるとのこと。娘と二人で女同士、カフェタイム♡

 

娘はチョコチップマフィンを、私はアインベルクの看板商品『フライッシュケーゼ』を使用したキッシュを期間限定ブレンド『木蓮』とともに味わいました。フライッシュケーゼが思った以上にゴロゴロ入っていて、作っている側が言うのもなんですが、贅沢です!美味しくいただきました。

 

ホンジュラスとグアテマラの豆も買って一安心。週末にゆっくり大事にいただきます。

ケヤキコーヒーさんのフライッシュケーゼのキッシュ
ケヤキコーヒー卸町店
グアテマラ、ホンジュラス

 

そして、今日の夜のお楽しみは、1週間ほど前から予約注文をしていた「中杉山はんぞう」さんのオードブルです。この祝日だけの特別提供でした。

 

中杉山はんぞうさんは、国分町で10年続いた「Bisuiはんぞう」を一旦閉め、昨年10月にアインベルクと同じ上杉エリアに移転・改名・再開をした、飲んべえなら放っておかない和食の名店です。

 

気仙沼出身の親方が作る東北の旬の素材を使った郷土料理を中心とする和食メニューは、海のものも山のものもどれも極上の美味しさで、ついついお酒が進んでしまいます。

 

今日はそんなはんぞうさんの逸品の数々が豪華オードブルとなって我が家の食卓に🍶✨✨ 見て下さい。パラダイスです。

中杉山はんぞう

 

どれから箸をつけようか…、店主も私も箸を握りしめ数分の時間を費やしました。「とりあえず野菜から食べることに決めた」と言う店主に私も追従して、そこからはゆっくり一品一品を味わい堪能しました。本当にごちそうさまでした。

 

はんぞうさんの魅力はその料理の美味しさだけではありません。親方と女将さんが互いを信頼し合い、慈しみ合っているその雰囲気が大好きです。良質な素材を使った極上の料理とお酒を味わう良質な時間を訪れた人びとに楽しんでもらいたいという温かい気持ちが伝わってくるお店です。

 

その親方は偶然私たちと同い年です。同世代の職人の仕事に、分野は違えども同じ食を扱う職人として店主が刺激を受けないわけがありません。そしてお店のサービスと雰囲気を作る女将さんから、私は多くのことを学んでいます。

 

長引くコロナ禍の中、特に今のオミクロン株の流行の中で、はんぞうさんもまた他の飲食店さん同様、厳しい状況にあるようです。予約が1組も入らない…。私たちの店だって、お客さまが一人も来なかった…となったら、どんなに不安な気持ちになるでしょうか。本当にこのコロナ禍の打撃は大きすぎます。

 

そんな状況の中で、こうして家庭で珠玉の料理を味わえることがどれだけありがたいことかを、あらためて感じました。

 

美味しい料理を食べられること。美味しいコーヒーを飲めること。

 

日常のささやかな幸せの裏には、逆境に負けずに知恵を絞り、工夫をし、困難に立ち向かいながら営業を続ける多くの作り手の存在があります。

 

日常の小さな幸せをアインベルクも届け続けらるように、明日からまた頑張ろうねと店主に言おうとしたら、店主はストーブの前で zzz zzz… 

 

無理もない。今日は寒い工房でサラミと味噌ベーコンを1日がかりで仕込んで疲れ切っていたはず。作り手に休みはないのです…。