『トスカーナ』は、焼いて食べることを前提として作られている無添加のグリル用ソーセージです。特に女性の方に人気があるように思います。(男性リピーターのお客さま方のお顔も浮かんでおります!)
この腸詰めを特徴づける3要素、「チーズ」「トマト」「ガーリック」は、どれもうま味成分であるグルタミン酸を多く含有している食材です。
同じくうま味成分のイノシン酸を含有する豚肉で作ったこの腸詰めをじっくり焼いてほおばれば、口の中はジューシーなUMAMIのオンパレード。忘れられない美味しさに出会えます。
時々お客様から「どれくらい焼けばいいですか?」「最初に茹でた方がいいですか?」と聞かれます。
この腸詰は下茹では不要です。フライパンでいきなり焼き始めてください。ただし "弱火" で!
チーズが溶け出すと焦げやすくなるので、少し辛抱強く弱火でじっくり焼いてください。
また、切れ目を入れて焼くのもおすすめしません。添加物を使っていない分、旨みが流れ出やすくなっています。まずは、1本そのままで焼いて、食べるときに切ることをお勧めします。
焼き加減… これだとまだかな。もう少し焼きましょう↓↓↓
何度かひっくり返してさらに焼くと、美味しそうな焼き色と香りが出てきて、いい感じになってきました↓↓↓
朝ごはんとしてはかなりボリュームのある腸詰です(ガーリックが気にならなければ!)。夜にビールやワインとゆっくり楽しむのもおすすめです。
ところで、この腸詰の名前『トスカーナ』の由来ですが…
店主の修行先のマイスターが、ドイツから輸入しているドライトマトやガーリックの入ったミックススパイスを使って新しい腸詰のレシピを考案した際、「イタリアっぽい味だからね!」ということで『トスカーナ』と命名したそうです。けっこう自由!
その修行先で習った味と、今アインベルクで作っているトスカーナの味は少し違うそうです。店主はさらに自分でレシピに改良を加え、自分が納得するスパイスの配合で『アインベルクのトスカーナ』を作っています。
「自分が美味しいと信じるものを丹精込めて作る」という店主の日々の努力と柔軟な姿勢を、このトスカーナで皆さんに感じてもらえたら嬉しいです。